2016年03月23日

デビュー当時のジョンのギター「リッケンバッカー325」




ジョンのトレードマーク「リッケンバッカー325」


デビュー当時から、ジョンが愛用していたギターは「リッケンバッカー」
というメーカーのギター「325」というモデル。

なぜジョンがこのギターを選んだのかについては、諸説あり
当時ジョンがあこがれていたミュージシャンが使っていたとも、
たまたま当時の巡業先のハンブルグ(ドイツ)の楽器店にあった
から・・・などとも言われています。

セミホローボディにシングルコイルピックアップ×3の
このギターをジョンは少なくとも3(〜4)本所持して
いたと思われます。

1本目はおそらくデビュー前から使っていたナチュラル・ボディの
もので、後のものよりボディが少し厚め。ペグ(弦を巻く部分)の
見た目も少々安っぽい(後のクルーソン社製ペグとは異なる)。
※途中でナチュラル⇒黒にボディカラーを塗り替えて使用か?!

2本目は、黒の325。ペグにはクールソン社製ペグがセットされ
トレモロユニットはピグスビー製(フェンダー・ギブソンも採用)
ボディは1本目よりやや薄く、ピックガードの色ははゴールド。

3本目は、2本目と似ているが、プリセットボリュームが増設され
ていて、コントロールノブがメタル。そしてトレモロユニットが
リッケンバッカーのオリジナルになっている。
ボディは黒でピックガードは白。

4本目はローズモーリスからプレゼントされたファイアーグローの
325で、このモデルはFホールが開けられています。

※ chii様からのコメントをいただき加筆しました。

325のサウンド(音)は、シングルコイルピックアップなので
フェンダー社のいわゆる「ストラト」や「テレキャス」のように
一応、トレブルの効いた音が特徴なのですが、325のほうは、
「ストラト」や「テレキャス」のようなブライトな高音ではなく
どこか「野暮ったい」垢抜けない感じのする音がします。
(これはあくまでも個人的なイメージですが・・・)


スポンサーリンク


リッケンバッカー325は「ショートスケール」


ジョンが使用したこのリッケンバッカー325の特徴として
もうひとつあげられるのは、ネックが通常のギターより短い
「ショートスケール」だったということ。(通常の4分の3の長さ)

初期のビートルズの演奏シーンを見ると、なんだかジョンのギターが
小さく見えませんか?!これはなんとなくそう見えるのではなく
ショートスケールなので実際に短い(小さい)んです。

ショートスケールは、ネックの長さに比例してフレット幅も狭くなる
ので、手が小さくてもローポジションは弾きやすいのですが、
反面、ハイポジションは狭すぎてとても弾きづらくなってしまいます。
つまりギターソロには不向きなギターということになります。

ですが、ビートルズにはジョージがいるので、別にギターソロを
ジョンが弾かなくても問題なかったですし、ジョンのギタープレイ
の最大の特徴は「コードカッティングとロックンロールのリフ」
これを活かすにはショートスケールの「リッケンバッカー325」
はある意味最適だったのではないかと思ってしまいます。

あくまでもシンガーとしてのジョン・レノンのギター


ジョンがこのショートスケールの「リッケンバッカー325」を
なぜ初期のメインギターに選んだのかは定かではありませんが、
私が個人的に思うには、ジョンは「歌がメインという立場」を
優先していたからではないか?と勝手に思っています。

重要なのは「コードカッティングとロックンロールのリフ」
ポールがメインボーカルの初期の名曲「オールマイラヴィング」
この曲の1拍3連の歯切れのいいジョンのリズムギターは有名ですよね。

また、ギターを弾いたことのある人ならわかると思いますが
ロックンロールの定石ともいえる3コードの「あのリフ」は
開放弦を使える3コードなら誰でも問題なく弾けますが
開放弦を使えないコードで特にローポジションで弾く場合は
小指が届かない、もしくは力が入らなくて音がビビりますよね。

日本人は西洋の人たちと比べると身体が小ぶりな場合が多いので
それに比例して手のサイズも小さくなって、あのリフを開放以外で
弾くのは大変です。ジョンの場合はイギリス人なので、特に問題は
なかったかもしれませんが、「歌いながら弾く」にはやはり
ショートは好都合だったのではないか?と勝手に想像してしまいます。

参考モデル

Rickenbacker / Model 325C64 Jet Glo (JG) イシバシ楽器



スポンサーリンク






posted by ぽっかオヤジ at 10:00| Comment(2) | ジョンの使用楽器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。

ジョンのリッケンバッカーですが少なくとも4本所有していたはずです。

1本目はデビュー前に入手した58年(59年)製のナチュラル、これはデビュー後に黒に塗装されて64年始めまで使用していました。
ピックガードはゴールド、トレモロユニットは入手した時点ではリッケンバッカー純正、後にビグスビーに交換されています。(その他多数、手を加えられています。)

2本目は64年にアメリカに行った際にリッケンバッカー社からプレゼントされた物で、この時は6弦の新しいモデルとショートスケールの12弦(ジョージの物とは異なる物)も貰っています。

この時の325はフィフスコントロールが追加されていたり、トレモロユニットも板バネ式、コントロールノブはブラックノブです。

ボディの厚さは一本目と比べて薄くなっています。

4本目はローズモーリスからプレゼントされたファイアーグローの325で、このモデルはFホールが開けられています。

これは後にリンゴ・スターにプレゼントされました。
Posted by chii at 2017年06月18日 22:02
chiiさん

コメントありがとうございます。
詳しいご説明、感謝です!
ジョンのリッケンバッカーは
塗装を塗り替えたり、トレモロを交換
したりで、本数の把握が難しいでね。
最近こそカラーの写真を見れたり
YouTubeで演奏シーンが観れるように
なりましたが、昔は運良く写真があっても
モノクロばかりで判断できませんでした。
325でジョンが弾くリズムギターは最高ですね!




Posted by ぽっかオヤジ at 2017年06月29日 14:58
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

▲ページの先頭へ

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。